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  • 朝野裕一

身体でコミュニケーション

ヒトは言語を持つことで、コミュニケーション能力を飛躍的に発達

させてきました。

言葉を発する対面的なその瞬間のみならず、印刷技術が確立する

ずーっと前から、言語を使った文面で考え方や思い、感情などを残して

後世に伝えることもしてきました。

しかし、言語を使う前からおそらくジェスチャー的なもので、意思を

伝えることをしてきたでしょう。

そして、今でも我々は言語以外あるいは言語とともにジェスチャーで

表現をする場面も結構ありますね。

そして、

音が聞こえない障がいを持つ方々は、手話という方法を使ってコミュニ

ケーションを図ります。

私は、NHKの手話ニュースを好んで観ることがあります。

なぜって、その表現がとても豊かで、誤解を恐れずに言えば、

単純に面白い。

何もそんなに表情まで変えなくても、と思うのですがよく考えると、

その表情の豊かさが手話の伝達とあいまってとても豊かなコミュニケー

ションに感じられるのです。

先日、そんなことを考えながらNHKの(本当にNHKの番組を自分は

よく見ているなぁと思いますが)バリバラを観ていました。

その時のテーマが「きこえない人と音楽」でした。

要は聴覚障がい者の方でも音楽を楽しめないか?というテーマ。

音楽に合わせた手話で歌詞を伝える試みをした結果報告でした。

そうは言っても、

中々歌詞そのままを手話で表すのは難しく、苦労しながら久保田利伸の

“LA・LA・LA LOVE SONG”を手話で唄うのですが、試行錯誤の末に

番組内で披露していたその唄は、とてもカッコいい!ものでした。

最初は単に踊りながら手話を行なっていたのですが、それでは耳のきこ

えない人には伝わらない、何故ならば体が動き過ぎて手話が良く・

うまく表現しきれていない、

という指摘を、きこえないメンバーときこえるメンバーが一緒に活動

する手話バンド「こころおと」のリーダー武井誠さんから受けます。

その上で、

手話をわかりやすく伝えるために考え直して、最終的な結果を番組で

披露という形になりました。

もう一度言いますが、とってもカッコよかったっす。

身体運動と手話がうまくコラボしていて、バックではミニ芝居も入り

とてもエンタメチックでした。

音が聞こえない・聞こえづらい人でも、振動は体に伝わります。

また視覚的要素で色の変化と音の変化を連動させて見せたりという試み

も別な番組で見たことがあります。

コミュニケーションの手段としての身体運動、その典型がジェスチャー

であり、ダンス(の振り付け)であり、手話であると感じました。

手話のダンスを見せるグループもあるようなのでまたDVDを買って見て

みようと思っています。

ヒトの身体表現はとても豊かでコミュニケーションにはとても大切な

もの。

身体の動きを改めて別の視点から見ることができてよかったです。

皆さんも手話を含めた身体表現をもっと見直していきましょう。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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